2009年11月01日

西方寺@京都市左京区東山二条

大蓮寺」につづき、京都の「非公開文化財特別公開」を目的に参拝した「西方寺」。こちらは、日常はほとんど観光客が訪れないような寺院なのでしょうか。ネットで検索しても、情報が見当たらず地図からお寺の位置を見つけるのも少し苦労しました(^-^;

こちらもイベントのお手伝いの大学生さんが、いろいろと説明してくださったため、お寺の起源・仏像の説明などよく分かりました。

このお寺は過去に3回も移転を繰り返しているそうです。最後の移転は、1708年で、その際は火災による移転だったそうです。

その当時の住職さんが火災の怖さを、次の世に伝えるために・・と焼けたお堂の一部を現在のお寺にも使用されていて、本尊・阿弥陀如来坐像のおられるお堂は、よく見ると黒くこげた木材が多く有りました。

今回公開されている本尊の阿弥陀様は、坐像ですが約230センチの高さがある迫力のある仏様でした。平安時代の作だそうで、柔らかな表情とふっくらとした頬が印象的でした。

それと光背が非常に立派で・・細やかに小さな化仏が彫られていて、その数が多く「三千五百仏光背」とまで言われているそうです。

本当に立派な仏像でした。こんな立派な重要文化財の像が普段はまったく公開もされず、街中の小さなお寺にある京都の歴史はすごすぎます。

↓街中にある小さなお堂。
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↓西方寺の特別公開ポスターです。
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posted by たぬき at 20:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 寺社@京都

大蓮寺@京都市左京区東山二条

今年も始まった京都の「非公開文化財特別公開」。春秋にありますが、中には観光地としては、それほど有名でない寺院の文化財を特別公開してくださっていて、いつも興味を惹かれます。ただ、期間も短くなかなか行けません。

昨年・秋も日程が合わず、結局、近所の「海住山寺」の特別公開を訪れたくらいでした。今年は、ちょうどサッカー天皇杯の観戦予定があったので、場所をしぼって巡ってみようと・・・調べていると・・

面白そうだなぁ・・と思ったのが、東山二条付近にある「大蓮寺」と「西方寺」でした。どちらも過去に一度も公開されたことのない重要文化財の秘仏を公開するとのことです。ということで「大蓮寺」を訪れました。

東山の街中にあるお寺で、普段は観光客も少なそうな雰囲気でしたが、この日は同じ目的の参拝客が数人おられました。この公開イベントでは、京都の大学生さん達が手伝ってくださっていて、寺院、文化財の説明をしてくださるので、非常に分かりやすかったです。

今回公開されていた秘仏は、薬師如来立像(重文)、夜叉神明王像など数体ありました。それらすべてがもとは祇園社(八坂神社)に祀られていたものだということです。ただ廃仏毀釈により、仏像を移動せざるを得なくなり、祇園社とゆかりの深いこのお寺が、現在まで所有することになったそうです。

薬師如来像は、伝・伝教大師作とされているそうですが、調査により、定朝の弟子、覚助の作であると推定されているそうです。非常に柔らかで、静かなお顔立ちでしたが、この像は190センチ近くあり間近で見ると、なにか諭されているような圧倒感がありました。

また、このお寺には明治・大正時代に京都で有名だった「走り坊さん」が住んでいたことでも有名だそうです。大蓮寺は安産のお寺として有名なのですが、安産のお守りを京都市中を走り回って、妊婦さんに届けたり、もらった米を貧しい人々に走って届けまわったとか・・多い日には一日60kmも走ったそうです。しかも、たいそうな酒好きで酒を飲んで走る日もあったとか(笑)

走ることで、人に役立てる「走り坊さん」の話は、本当に感動し、何度も、その絵を見ておじぎしました。

↓街中にある小さなお堂。
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↓本堂の前には立派な大王松がありました。
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↓ポスター。左が西方寺の阿弥陀様。右が大蓮寺の薬師様。
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↓御朱印です。いくつか種類がありましたが秘仏を見に来たのでお薬師様のものをいただきました。
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posted by たぬき at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 寺社@京都