(評価について・・★:マズー、★★:フツー、★★★:ウマー、★★★★:オススメ!)
大阪の「天天,有」さんです。京都・一乗寺の有名店「天天有」さんの先代の店長さんの弟さんがされているお店だそうで、福岡には「天天,有」さんの娘さんがされている同じ店名「天天,有」があるそうです。
ずっと行ってみたいなと思っていたのですが、この日は住之江公園駅からバスに乗る用事がありましたので、時間を合わせて訪れました。お店は住之江公園駅から南方に下がった南加賀屋4の交差点近くにあります。
お店の外観は、昭和のラーメン店という感じで、赤い暖簾、提灯が目印となります。駐車場は存在しません。
店内は、カウンター席のみで15席くらいあったと思います。店長さんと老齢の職人さん2人が調理され、奥さん?が接客を担当されていました。庶民的な接客です。
メニューは、餃子を焼いておられる上部にあり、長年の焦げが染みついていて、かなりの年季もの。最初、メニューがどこにあるのか気が付きませんでした(笑)
ラーメン550円に、大サイズにすると50円アップ、チャーシューメンは150円アップとなっています。他には、ライスやおにぎり、キムチ、ぎょうざなどが存在するくらいでシンプルな構成です。
この日は、チャーシューメン700円を注文。
小ぶりな器に入ったラーメンが登場します。やや黄色く濁ったスープにチャーシューが敷き詰められた見栄えは、一乗寺の天天有さんを思わせる見た目です。ただ一乗寺のお店と比べると、より乳白色が強いスープだなと思いました。他のトッピングは、メンマ、ネギなどとなっています。
スープをいただくと、鶏ガラを煮詰めたことが分かる、トロミのあるスープ。柔らかな口当たりと、ほんのりとした甘さを感じる味わいが特徴的です。こってり具合、粘度ともに、一乗寺の天天有さんと比べるとライトな感じで、飲みやすい印象が残りました。
麺は、中細の多加水麺をしようされています。とても柔らかく茹でられていて、昔ながらの素朴な味わいを楽しむことが出来ます。
チャーシューは、かなりの枚数が入っています。しっかりとした食感と豚本来の味を楽しむことが出来るタイプで、量も多く食べ応えがあります。
1970年代の一乗寺のお店をルーツに持つ、こちらのお店。ややライトな感じながらも、しっかりとしたスープ、そのまろやかさは名店の味をしっかりと引き継いでいます。これからも末長く頑張ってほしいお店です。
↓チャーシューメン
↓チャーシュー
↓麺とスープ
↓お店の外観です。
↓メニュー