近鉄生駒駅の駅前にあります韃靼ラーメンのお店「橘」さんです。この日は、7月の暑い平日のお昼時に訪れました。
お店は、近鉄百貨店の生駒店(通称アントレ生駒)の1Fの近鉄生駒駅に面したところに構えておられます。飲食店が並んでますので分かりやすいと思います。車で来られた方もアントレ生駒の駐車場が使用可能だと思います。
店内は、こぎれいでカウンター席が中心ですが、奥にテーブル席があるようでした。お店は女性店員さんが切り盛りされていて、とても丁寧な接客でした。
メニューは、韃靼そばを練りこんだ特製麺を使ったラーメンが売りとなっています。塩ベースと、醤油ベースのものがあり、それぞれトッピングなどで、合っているスープを選ばれているようです。ワンタン、ねぎしお、海鮮、担々麺などは塩ベース、コーンバター、豚コーン、合鴨チャーシュー、豚にんにくは、醤油ベースとなっています。
冷やし中華もありましたし、単品メニューも充実しています。麺類と、ご飯、単品などを組み合わせたお昼の定食メニューも充実していました。
この日は、一押しのように書かれていました、ワンタンラーメン780円を注文。ワンタンラーメンは塩ベースのようです。
しばらくすると登場するラーメンは、お洒落な白色の器に入っています。スープは、薄い色合いで溶き卵が入ったあんかけ風。多くの野菜類などがトッピングされています。キャベツ、白菜、小松菜、人参、しめじ、ネギ、タマネギ、揚げタマネギ、松の実、蕎麦の実、クコの実、キクラゲなどなど。そこにワンタンが浮いています。
スープをいただくと、予想外に和風な印象の味わい。魚介の風味が効いていて、アッツアツ。たっぷりトッピングされている野菜類の旨みも活きていて、後味はあっさりしています。夏でもすっきりいただけそうな、旨みがあるのにすっきりとした印象のスープです。溶き卵が浮いていてあんかけ風ですが粘度は低めです。
韃靼を練りこんだという中華麺は、黄色い色合い。細めのストレート麺でコリコリとした食感は心地が良いものです。硬めの茹で具合で噛んでいて楽しい食感だと思います。
そして具だくさんの野菜、きのこ、木の実などが複雑なようでバランスよく味を保ってくれます。麺と絡めて食感の変化を楽しむのにも良いトッピングだと思います。
またワンタンですが、具がみっちり入っていて、噛むと肉汁の旨みがあふれ出す感覚。美味しいワンタンだなと思いました。
初めて訪れたこちらのお店ですが、夏場でもあっさりいただけるような優しい味のラーメン。それなのに旨みはしっかりしていて、個性的な麺も楽しいです。とても個性的ですが、お店の方の接客も丁寧で、末永く愛されそうなラーメン店だと思います。
↓ワンタンラーメン
↓麺と具のアップ
↓お店の外観です。