(評価について・・★:マズー、★★:フツー、★★★:ウマー、★★★★:オススメ!)
岡山県新見市の昭和22年創業という老舗中華そば屋さん「山金」さんの岡山市内にあるお店です。一度行ってみたいなと思っていたので、訪問してみました。
店舗は、備前西市駅から近い住宅街の中にあります。以前は別の店舗さんだった跡地でされているのか、以前のお店のロゴのようなものがうっすらと見える外観。地味な色合いですが、逆に老舗ぽくて良い感じです。お店の隣に駐車場は完備されていました。
店内は、カウンター席と、テーブル席が2つほど。それほど大人数は入れなさそうです。女性店員さん2人で切り盛りされており、接客も素朴な感じでした。
メニューは、中華そば680円が中心で、トッピングにより値段が変わるようになっています。変わったトッピングが多くて・・岡山名物でもあるカツラーメンは良いとして・・から揚げラーメン、じゃこカツラーメン、たこ焼きラーメン、たい焼きラーメン餡じゃない なんてメニューまで存在します。
この日は、岡山名物のカツラーメンにするか迷いましたが、食べてみたかった「たい焼きラーメン餡じゃない」830円を注文。
こちらのお店、調理を見ていると、手間をかけてされている模様。メンマもしっかりと煮込んでおられるのが見て取れるし、期待しながら待ちます。
登場したラーメンは、見事!たい焼きが真ん中に浮いたもの。スープは、薄い色合いで透明感があり、そこにネギ、蒲鉾、メンマがトッピングされています。
スープは、うどんやそばにも使えそうな、煮干しの魚介風味がほんのり効いた和風な風味のもの。鶏ガラも使っておられるそうですが、かなりあっさりと飲みやすい感じです。
麺は、中くらいの太さの多加水の平打ち気味の麺を使用されています。ツルっとした表面の食感が心地よく、するすると食べられます。
そして、たい焼き。メニュー名にわざわざ「餡じゃない」と書かれているだけあって、中身は餡ではなく、ニラ、ゴボウ、タコなどが入った練り物のようになっています。なので、食べていると、和風のスープも吸い込み、まるで明石焼きを食べているかのような美味しさがあります。これは、このスープだから可能な美味しさでしょうね。たこ焼きラーメンも似た味なのだと思いますが、ラーメンとしても違和感ない味だろうと想像できます。
またメンマも柔らか味があって、決して脇役という感じではありませんでした。
少し風変わりな、こちらの「たい焼きラーメン餡じゃない」。ネタラーメンと思いきや、優しくあっさりとしたスープと調和した、たい焼きの味がなんとも美味しい一杯なのでした。
↓たい焼きラーメン餡じゃない
↓たい焼きの中身
↓麺とスープ
↓お店の外観です。
↓メニュー