(評価について・・★:マズー、★★:フツー、★★★:ウマー、★★★★:オススメ!)
東山駅の北側、東大路通の一本東の通り沿いにあるラーメン店「いっちゃんラーメン」さんです。以前からずっと行きたいと思っていたのですが、この日、付近を歩いていたので、ふとお昼時に訪れました。
お店は、黄色い派手目の看板でよく目立ちます。街中のため駐車場は存在しません。
店内は、厨房前のカウンター席と、隣に小さな3人掛けくらいのカウンター席の狭いスペース。レゲエが店内にかかる独特の雰囲気。店長さんも、その系統かな?と思えば真面目そうですし、お手伝いされているのはお母さまかな?も昔ながらの京都のおばさまという感じで、物腰柔らかい方でした。
ラーメンメニューを見るとベースは鶏ガラ豚骨のスープを使用とのこと。普通の背脂醤油のラーメン、お店の名物の、いっちゃんラーメン(白醤油、魚節、蜂蜜入り)、ブラックラーメン、ジャークチキンラーメン(ジャマイカ風?)、トマトラーメン、あぶらかすそばなどがあり、ユニークなメニューが並びます。単品やご飯ものもいくつかあり、ジャマイカのビールが飲めたり、レゲエ風?な面白いメニュー構成です。
この日は、いっちゃんラーメンのチャーシューメン950円と、餃子300円を注文。餃子は、浜松の人気餃子店「浜太郎」さんの赤餃子を使っておられるとのことです。
登場した、いっちゃんラーメン。濁った色合いの醤油スープに背脂が浮き、ゴマ、ネギが振りかけられています。鉢一杯にチャーシューが乗り、メンマもトッピングされています。見た感じはゴマ以外は、オーソドックスな背脂醤油系です。
ただスープをいただくと、オーソドックスな京都の背脂醤油系とは異なる独特の、ほんのりとした甘みと酸味を感じる味わい。蜂蜜から来るのでしょうか。魚介の味は、強くないのですが、コクがあり、そして甘みがあるのに、後味はしっかり引き締まっていて、なんか予想以上に美味しいなと思える味わいでした。
麺は低加水の中細ストレート麺を使用されています。こちらも意外ともちっとした食感があり、レベルが高く素直に美味しいなと思える麺です。
チャーシューもややレア気味な感じがするもので、意外と厚みもあり食べ応えがあります。味付けは強くないのですが、豚本来の味を楽しむことができます。そして量も半端なく多く満足感たっぷりです。
餃子は、薄皮のものですが、噛むと肉汁じゅわ〜!と出るタイプでニンニクも効いており、こちらも満足度が高いものでした。
こちらのお店、レゲエ調の店内やメニューで、キワモノ系?とか一瞬思ったのですが、ラーメンの味はとてもしっかりとしています。他のジャンクな感じのメニューもいつか試してみたいなと思える、そんな、しっかりとした「いっちゃんラーメン」の味でした。
↓いっちゃんチャーシューメン
↓チャーシュー
↓麺とスープ
↓餃子
↓お店の外観です。