加古川の老舗ラーメン店「翁介」さんです。この日は土曜日のお昼時を過ぎた時間帯に訪れました。
お店は、加古川駅前に昔からありますサンライズ加古川というショッピングセンターの地下1Fにあります。かなり古びたショッピングセンターなので、昭和の香りが強く残っています。
お店の外観も昭和の中華店、ラーメン店という雰囲気で、赤と黄色の色どりが目印となっています。
店内は、とてもこじんまりとしています。2人掛けのテーブル席が一つあり、そのほかは相席が基本のテーブル席とカウンター席となっています。お店は老夫婦で切り盛りされておられ、接客はとても暖かく庶民的なものです。
メニューは、中華そば460円を中心に、トッピングにわんたん、焼豚などを加えることで値段が変わるようになっています。最も高い焼豚わんたんめんでも690円と良心価格です。そのほか定食メニューも存在します。
この日は、焼豚わんたんめん690円とビール490円を注文。ビールは瓶ビールでキリンラガーでした。
登場したラーメンは、小ぶりな器に入った濃い色合いの醤油スープ。そこにたっぷりのチャーシュー、ワンタン、もやしが盛られ、海苔、ネギがトッピングされています。
スープをいただくと、色合いの濃さほど濃厚さを感じないのですが、醤油のコクを活かしたマイルドな味わいです。動物系の旨味がガツンと来るタイプではありませんが、コクがあり優しい何度でも飲めそうな味に仕上がっています。
麺は、中太の低加水ストレート麺を使用されています。もちもちとした食感が心地よく、さらにスープの旨味も吸っているので、口に味わいを運んでくれます。
チャーシューは赤身肉を使用されていて、一枚一枚は小ぶりですが、たっぷりと盛られています。醤油ダレが染みわたった味のチャーシューは、昔ながらの味わいですが食べ応えがあります。
またワンタンは、ツルっとした皮の食感、シンプルなひき肉が具に使われているタイプですが、こちらも量は驚くほど入っています。チャーシューとワンタンの量だけでも満足できる一杯だと思います。
初めていただきました翁介さんのラーメン。お店の雰囲気や、ラーメンのシンプルで素朴な味わいも含めて、本当に心にしみるような優しさを感じられる一杯だったと思います。末永く続いてほしいラーメン店です。また加古川に訪れた際には再訪してみたいです。
↓焼豚わんたんめん
↓チャーシュー、ワンタン
↓麺とスープ
↓瓶ビール
↓お店の外観です。