境内には、やはり暇をもてあましているランナーが数人ちらほら。まずは、重要文化財の本殿を参拝しました。説明書きを読むと現在の本殿は1397年に建立したものだそうです。
この神社の起源は、朝鮮から渡来した秦氏が松尾山を氏神として崇めたことに始まるそうです。その秦氏は、酒造技術に優れていたため、この神社はお酒の神様としても信仰されているそうです。そのためか「お酒の資料館」があり、境内には全国の酒造家から奉納された酒樽が多くありました。
また有料で参拝できる「松風苑」という三つの庭と宝物館もありました。さすがに有料だからか、ここを見学しているランナーは私以外に、もう一人しか見かけませんでした(笑)
庭園は昭和の庭園学の第一人者の重森三玲という方が作られたもので、比較的新しいものだそうです。
また宝物館には、ご神像が三体、安置されていました。仏像は多く見るものの、神像は、ほとんど見たことが無く不思議な感覚でした。三体とも平安時代に作られたものだそうで重要文化財に指定されているそうです。老年像、壮年像、女神像の三体でしたが、老年像はいかめしい表情をしていました。
この神社、季節により花が美しいそうです。山吹、アジサイ、桜などが有名なようです。特に山吹が美しいそうなので、4月〜5月ごろには、また機会があれば訪れたいものです。
↓本殿です。松尾造りと言われる特殊な造りだそうです。
↓お酒の資料館の中。小さいですが醸造法の紹介などが展示されています。
↓全国の酒造メーカーから奉納された樽。
↓三つあった庭園のうちの一つ。「蓬莱の庭」です。
↓蓬莱の庭にたぬきさんがおられました。元気なかったような・・怪我してたのかな?
↓御朱印です。