(評価について・・★:マズー、★★:フツー、★★★:ウマー、★★★★:オススメ!)
宇治にある地名から店名を付けたラーメン店「名木」さんです。ずいぶん昔からあるお店です。
お店は、昔ながらのラーメン店という風貌で、駐車場はありません。この日、お昼時でしたが、外から見ていてもお客さんが入っておられる雰囲気はなく、少し寂しい感じ。隣にあるうどん屋さんには、家族連れが次々入って行かれてるのを見て、対照的な感じがしました。
お店に入ると、やはり客は私一人でした。お店は、厨房を囲んでカウンター9席と4人掛けのテーブル席が1つ。テレビが置いてあり、見ながら食べることが出来ます。お店は、老年のご主人が営んでおられるのですが、私が入った時はご主人がお昼休憩でも取られておられたんでしょうか。娘さんが、店番をされていました。
メニューは、とてもシンプルなもので、ラーメン(並)550円(大)650円、焼豚麺(並)800円(大)900円。
その他、焼めし450円、天津飯風550円(なぜ風がついてるのか気になりました(^^;)、ライス(並)150円(大)200円、キムチ200円、餃子250円。あとビールと酒があるだけです。
とりあえず焼豚麺(並)を注文しました。
この時は、まだ娘さんがお店に立っておられたのですが、麺をゆでられる様子や、焼豚を一枚一枚、切られる様子、盛り付け、すべてとても丁寧でした。ラーメン一杯を真面目に作っておられる感じで好印象でした。とにかく焼豚をすごく時間をかけて大量に切られていたので、すこしワクワクして待っていると・・
出てきたラーメン。小ぶりな器に一面の焼豚!その焼豚の間から、わずかに浮き出ている透明な色合いの醤油スープ・・うわぁ・・旨そう・・・
具は、真ん中のこんもり盛りあがった焼豚の下に、ネギ、モヤシ、メンマが埋もれています。
スープは、鶏ガラベースと思われる醤油味で、あっさりした昔ながらの醤油スープなのですが、しっかりとした旨みと、醤油の柔らかくまろやかな味わいが生きています。とても滑らかに残る後味が、本当に優しいです。
麺は、中細のやや縮れた多加水麺を使用されていました。柔らかめの茹で具合で、優しいスープに、とても合っています。
そして焼豚・・こちらは切られる前から見ていて分かったのですが、醤油ダレでしっかり丁寧に味付けされています。赤身中心の噛み応えのある食感で、濃いめの醤油味に仕上がっています。昔ながらの焼豚なのですが、この食感、味ともにしっかりしていて本格的。とても満足できるものでした。
食べている途中に、ご主人が出てこられ、娘さんとお店を交代されました。ご主人が作られるラーメンも美味しいんでしょうね。お店のやや寂しげな雰囲気に、あまり期待してなかったのですが、素朴ながらも、後に残る優しいラーメンでした。また好みのラーメン店に出会うことが出来ました♪
↓焼豚麺(並)
↓焼豚
↓麺とスープ
↓お店の外観
↓メニュー
見た目がとても印象的なので、食欲が出そうなラーメンですよね^^; 味は、あっさりとしていて、とても食べやすいものでしたよ。
素朴な雰囲気、素朴な味が
どこか懐かしく、とても好きです。
近々食べに行こうと思います。
本当に、素朴な雰囲気と味わいで、安心できるお店ですね。
個人的にも、また訪れたいお店の一つです^^