お店は佐用川の近くにぽつんとある、古びた小屋のような建物。ものすごいローカル感があります。
店内は、鉄板のまわりに木の長椅子があるのみ。6人くらい座ると満席でしょうか(笑)なかなか日常では味わえない雰囲気です。
メニューは、佐用のホルモン焼きうどん独特の形式。うどんを何玉にするか+具に何を入れるかの選択のみ。このお店は、うどん一玉130円、具は5種類から選択できます。ホルモン530円、ミノ560円、キモ540円、シンゾウ540円、ブタ460円。
お店は、一見、無愛想というか、こわそう?にも見える、おばちゃんが切り盛りされていて、最初に「ホルモンでいい〜?」と聞かれたので「ホルモンとブタにして〜」と注文。
するとホルモンとブタをほぐしながら野菜などと一緒に鉄板で焼き始めてくださいます。しばらく焼くと、うどんを何玉にするか聞かれるので、三玉、注文しました。
焼うどんは、薄めの醤油ダレを用いて味付けながら焼いてくださいます。完成すると、濃い色合いのニンニク醤油ダレと取り皿をくださいます。
まずは、たれを付けずにそのまんまをいただきます。麺は、意外ともちっとしていて食感が良い感じ。うっすらと付いた醤油味も、もちもち麺とよく合います。
次にニンニク醤油ダレを付けて食べます。こちらは、醤油の味わいがストレートに出た力強い味わい。「お多福」さんは、あっさりした醤油ダレだったのに対して、こちらは濃厚な味です。個人的には、こちらのお店のタレのほうが好みでした。
具のホルモンは、てっちゃん、センマイなどが中心。豚肉も細切れに多く入っていて、野菜も多く、なかなか具だくさんでいただくことが出来ました。
無愛想に見えたおばちゃん。意外と話し出すと、話しやすい雰囲気でした。昔、私がこの付近に住んでいたことや、昨年の洪水の話などをしばらく話していました。
昨年の洪水で、このお店は川沿いなのに、川の対岸の堤防が決壊したことで、こちらのお店は大丈夫だったそうです。しかし安全の問題から、町から移転命令が出ているそうで、どこに移動しようか考えておられると言っておられました。
雰囲気も個人的には好みで、安く美味しいお店だったので、もし移転されたとしても長く続けてほしいお店だと思います。おばちゃんも末長く頑張って欲しいと思いました。
↓うどん三玉+ホルモン+ブタ
↓ニンニク醤油ダレでいただきます。
↓メニュー
↓外観です。